アップサイクルで未来へ
2025-09-08 14:33:42

未来の環境共生社会を築くアップサイクル紙糸プロダクトの誕生

環境共生社会に向けた新たな一歩



横浜において、環境共生社会の実現に向けた新たな取り組みとして、神奈川大学の道用ゼミと株式会社ダイイチがタッグを組み、優れた断熱性能を備えた「アップサイクル紙糸」を利用した暑熱対策プロダクトが完成しました。このプロダクトは、2027年に開催予定のGREEN×EXPOの理念に基づいて生まれたものです。

プロジェクトの背景



このプロジェクトの目的は、地域にある未利用資源を活用し、環境に優しい社会を作り上げることです。特に、リサイクル率の低い紙パッケージや、横浜市にある水源林の間伐材を使用し、アップサイクル紙糸として再生することに注力しました。これにより、サステナブルな素材を使用し、地域資源を循環させることが期待されています。

プロダクト開発のプロセス



道用ゼミの学生たちは、3Dプリンターなどのデジタル技術を駆使し、企業と協力して約4ヶ月間のプロダクト開発に取り組んできました。その結果、晴雨兼用の傘や扇子など、会場での使用を見越したプロダクトが完成しました。これらのプロダクトは、日本初の傘シェアリングサービス「アイカサ」と連携し、より多くの人々に利用されることを目指しています。

完成したプロダクト



今回完成したプロダクトには、晴雨兼用傘、扇子、フード付きTシャツなどが含まれており、デジタル技術を用いたデザインが特徴的です。特に、傘生地は地元の桜の木を使って桜色に染色され、地域への思いが込められています。また、温度の変化を測定するために使用したサーモカメラによる検証では、晴雨兼用傘を使用することで周囲の温度が大幅に低下することが確認されています。

今後の展開



未来に向けて、開発されたプロダクトは「アイカサ」のサービスと連携し、相鉄本線瀬谷駅に設置される予定です。今後は、使いやすさや断熱性をさらに向上させるための改良も検討されています。

特別製作の意味



学生たちが掲げた「地元のものを使う・花で染める」という理念を反映し、桜のモチーフを取り入れたデザインにより、地域の資源を活用した特別な傘が生まれました。これにより、地元に愛される桜を新たな形で継承し、環境への配慮と地域のつながりを強化することができました。

ヨコハマ未来創造会議



この競争プロジェクトは、「GREEN×EXPO 2027」開催を契機に発足したヨコハマ未来創造会議の一環です。ここでは、若者たちが環境に配慮した社会の実現を共有し、取り組むプラットフォームとして機能しています。

神奈川大学道用ゼミについて



道用ゼミは、持続可能なデザインの観点から活動しており、誰もが創造力を発揮できる社会を目指しています。多岐にわたるプロジェクトを通じて、積極的に社会課題に取り組んでいます。

株式会社ダイイチの役割



1953年に設立されたダイイチは、企業ブランディングや地域貢献を重視し、持続可能な社会を築くためのユニフォームを製造・販売しています。今回のプロジェクトでも、同社の持つ技術力と製品開発力が活かされました。

このように、ダイイチと神奈川大学が協力し、地域資源を使ったアップサイクル紙糸プロダクトを開発することで、環境共生社会の実現に向けた重要なステップを踏み出したことが分かります。今日の社会において非常に重要なテーマである環境問題に、若者たちの提案が未来の社会を明るく照らすことでしょう。


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