国産3DプリンタG-ZERO MP1
2025-09-01 16:46:26

航空宇宙・医療分野に革新をもたらす国産3Dプリンタ『G-ZERO MP1』登場

国産の超高速3Dプリンタ『G-ZERO MP1』が登場



2025年9月より、株式会社グーテンベルクが新たに販売を開始する3Dプリンタ『G-ZERO MP1』が注目を集めています。この機種は、航空宇宙、半導体、医療といった高度な分野で使用されるスーパーエンジニアリングプラスチック(PEEK)に特化しています。これにより、従来の3Dプリンタでは实现が困難だった高強度かつ高精度な造形を可能にします。

G-ZEROシリーズの特徴



『G-ZERO MP1』は、高速・高精度というG-ZEROシリーズの特性を維持しつつ、高剛性の筐体と独自の制御技術を採用。さらに、大塚化学との共同開発によるエンジニアリングプラスチック『POTICON FILAMENT』を使用することで、PEEKの持つ特性を最大限に引き出しています。この技術によって、吸湿や積層間の結合強度といった難題も解消されています。

コンパクトかつ強力な性能



『G-ZERO MP1』はデスクトップ型の設計で、特別な附属装置を必要とせず、オフィスや工場のラインに容易に設置可能です。最高450℃のノズル温度を実現し、新しい超高速造形技術によって最高700mm/sの造形速度を達成。これにより、短時間での部品製作が可能となります。さらに、積層ピッチは0.05〜0.2mmと微細制御が可能で、従来の3Dプリントでは実現できなかった高精度な仕上がりを提供します。

優れた耐久性とメンテナンス性



新設計のベルトテンショナーやステンレス外装を採用した『G-ZERO MP1』は、長時間の運用にも耐えうる堅牢な構造を持っています。この結果、造形品質のばらつきを最小限に抑え、安定した稼働を実現。また、ツールヘッドの簡単な交換や専用の除湿ドライボックスの搭載により、保守性も向上し、ユーザーの操作性を向上させています。

POTICON FILAMENTの特性



『POTICON FILAMENT』は、PEEKの造形能力をさらに広げるために開発された材料であり、強度や剛性、耐久性に優れています。特に、超薄肉パーツが要求される航空宇宙分野や半導体業界での活用が期待されており、これまで難しかった3Dプリントの新しい可能性を提供します。大塚化学が製造したこの機能性複合材料は、強力で高耐久性の部品を造形するために最適です。

次世代3Dプリンタ展への出展



『G-ZERO MP1』は、2023年10月1日から3日までインテックス大阪で開催される「ものづくりワールド次世代3Dプリンタ展」に出展され、実機のデモンストレーションが行われる予定です。実際に『POTICON PEEK』を使用した試作品も多数展示され、業界関係者の注目を集めています。

会社情報



株式会社グーテンベルクは、2021年に設立され、東京都大田区に本社を構えています。同社は3Dプリンタの開発、製造、販売を行い、これからもイノベーションを追求し続けます。詳細な情報はこちらで確認できます。

高まる産業用3Dプリンタの需要に応えるべく登場した『G-ZERO MP1』。今後の動向に目が離せません。


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